スケートボード型のミニセグウェイ(バランススクーター)「CHIC-Smart」。
斬新な発想で世間を驚かせたセグウェイの進化版で、スケートボードのようなスタイルで乗ることができるタイプです。
その見た目から気になっている人もいるのでは?
興味はあるけど乗るのは難しそう、値段はいくらくらいするのだろう?練習はどこですれば良いのかな?など、心配な点もたくさんありますよね。
今回はCHIC-Smartに乗ってみたいという方のために、特徴から乗り方、購入方法などの情報をまとめてみました。乗る上での注意事項も書いてありますのでよく読んでくださいね。
流行物に疎いという方も、本記事を読んでいただければCHIC-Smartに関する一通りの知識を得ることができますよ。
chic smart(チックスマート)とは?
チックスマートはチックインテリジェントカンパニーが提供するブランドの一つ。
中国の杭州で作られているミニセグウェイのブランドです。
チックインテリジェントカンパニーは杭州の浙江大学から技術的支援を受けています。
浙江大学は100年続く大学で中国政府が運営する大学の中でも一番の歴史を持つと言われています。
その浙江大学から支援を受けるチックインテリジェントはこれまでの開発で22の知的財産を得てきました。
数々の特許を得たtech技術をミニセグウェイに活かして作られたブランドがチックスマートです。
chic smart(チックスマート)の特徴
見た目がスタイリッシュ
見ての通り、外観は昔からあるスケートボードと似たような形をしています。しかしこの中に様々な機能が詰め込まれているわけです。一見なんでもないただのスケボーのように思わせておいて、実際は凄いというギャップがかっこいいですよね。見た人も「え!?」と思うのではないでしょうか。まさに名前に付いている「スマート」を体現している部分です。
ハンドルがない
セグウェイと聞くとハンドルをイメージする人も多いと思います。ただCHIC-Smartにはそのハンドルがありません。つまり手が自由になります。従来のセグウェイは「乗っている姿」がイマイチで…と感じていた人も、smartならばかっこいいと思えるのではないでしょうか。もちろんハンドルがない分バランスを取るのは難しくなりますが、そこは練習で慣れることができますので安心してください。
サイズが小さい
スケボーサイズの大きさですから、それほど場所を取りません。車に積んで遊びに行くシーンでも、家の中にしまっておくシーンでも、かさばらないのは非常に嬉しいですね。こういった流行りのものはプレゼントしたりされたりと言ったこともあると思いますが、大きいとやはり困ってしまうもの。サイズが小さいのは、それだけで好まれるのです。
chic smart(チックスマート)の価格帯
公式サイトによると、CHIC-Smartの価格は49,800円。店によって多少の違いはあるものの、標準的にはこれくらいの金額で考えておくのが良さそうです。さすがにここはスケボー感覚とはいかない部分ですね。さまざまな技術が凝縮されていることもあり、それなりの値段になってしまいます。ちょっと思い付きでは買えませんが、プレゼントなどでは買えるかも、と言ったところでしょうか。
そもそもミニセグウェイ(バランススクーター)とは?
セグウェイの小型版
2000年代以降に発売された新感覚の立ち乗り二輪車「セグウェイ」のミニ版という位置づけです。従来の乗り物に当たり前にあったアクセルやブレーキ、ペダルなどはありません。本体に配置されたジャイロセンサーにより、運転者の重心や姿勢の変化を検知してモーターに伝えることで運転します。このミニセグウェイは、セグウェイからハンドル部分をなくし、さらに小型化したものとなります。
「セグウェイ」は製品名
ご存じの方も多いと思いますが、「セグウェイ」と言うのは「自転車」「自動車」などのカテゴリ名とは違い、あくまで製品名です(ちなみに製造メーカーの名前でもあります)。そのため、商品カテゴリ名としては「バランススクーター」などと呼ばれたりしています。とは言え、バランススクーターだとちょっと何かイメージできないですよね。直感的に分かる名前として、ミニセグウェイと呼ばれているのが実態です。
chic smart(チックスマート)の種類
chic smart(チックスマート) C1 49,800円(税込)
1回の充電で約20km分も走行できます。重さは約10kgとちょっと重いですが、それだけ安定感もしっかりあって乗りやすいですよ。マット調のカラーが採用され、ハードに取り扱っても傷が目立ちにくく、いつまでもかっこよく乗ることができます。
15度の傾斜までは対応していますので、ちょっとした坂なら難なく走れてしまうのも魅力。幅60cm以内に収まるサイズですので、小さい車でも簡単に積み込む事ができますよ。
chic smart(チックスマート) D1 29,800円
こちらはC1の廉価版の位置づけで、走行可能距離が10km(C1の約半分)となっていますが、その他スペックはC1と同様です。メーカー保証も1年間ついているので安心ですね。
バッテリーの充電以外は、基本的にメンテナンス不要なのが手軽で嬉しいですね。走行可能距離が短いことに不満がなければ、こちらを選択してもまったく問題なく楽しめるでしょう。
chic smart(チックスマート)の種類別にミニセグウェイのスペック比較
モデル名 | smart C | smart F | smart B | smart X | smart S |
---|---|---|---|---|---|
税込価格 | 49,800円 | 日本未発売 | 日本未発売 | 日本未発売 | 日本未発売 |
充電最大走行距離 | 10〜20km | 10〜20km | 10〜20km | 10〜20km | 10〜20km |
充電時間 | 2〜3h | 2〜3h | 2〜3h | 2〜3h | 2〜3h |
最高速度 | 12km | 12km | 12km | 12km | 12km |
最大登坂能力 | 15° | 15° | 15° | 15° | 15° |
安全保障 | UL 2272 認証 | UL 2272 認証 | UL 2272 認証 | UL 2272 認証 | UL 2272 認証 |
保証期間 | 2年 | 2年 | 2年 | 2年 | 2年 |
防水 | IPX34 | - | - | - | - |
重さ | 10kg | 10.5kg | 10.5kg | 10kg | 10kg |
バッテリー | リチウムイオン | リチウムイオン | リチウムイオン | リチウムイオン | リチウムイオン |
体重 | 120kg | 120kg | 120kg | 120kg | 120kg |
サイズ(cm) | 58.4×18.5×17.8 | 58.4×19.5×17.8 | 59.9×20.6×18.5 | 58.4×18.5×17.8 | 58.4×18.5×17.8 |
チックスマートのミニセグウェイは現在CとDシリーズしか日本では販売されていません。
Cシリーズは一番定番の商品で人気のミニセグウェイになります。
chic smart(チックスマート)の購入方法
本サイトから購入
CHIC-Smartには公式オンラインサイトがあります。こちらから買うのが最も標準的でしょう。基本的にどこで買っても正規品であれば保障は付くとは思いますが、公式ストアであれば偽物を買ってしまうことは有り得ないので安心ですね。また公式ストアにはいろいろ特典もついていて、2017年7月現在ではカラーコーンや専用の収納袋がプレゼントされます。
楽天やアマゾンから購入
楽天やアマゾンなどの一般的な通販サイトからも、CHIC-Smartを買うことができます。購入店独自の特典がついていることがありますので、おトクに買える可能性も。ただし似たような形状の類似品もたくさん出回っているようです。間違えて粗悪品を買ってしまったりしないよう注意をつけましょう。自信がない場合は公式サイトからの購入をおすすめします。
chic smart(チックスマート)を出来るだけ安く買うには?
CHIC-Smartは前述の通り標準価格は5万円近くします。ちょっと高くて手が出せない方もいるでしょう。そんな方のために、CHIC-Smart正式代理店の楽天店にて、型落ちモデル「CHIC-Smart D1」が販売されているのを確認しました。こちらであれば3万円弱で購入可能です(2017年7月現在)。もちろん正規品ですので製品の品質や保証の面では問題ありませんよ。ちょっと古くても大丈夫な人は、是非検討してみてください。
chic smart(チックスマート)はどこで乗れるのか
公道での走行・利用
日本の法律では、公道でミニセグウェイを乗ることはできません。普段何気なく利用している道路ですが、走行にはいろいろと細かな規定があり、ブレーキや灯火機能のないミニセグウェイは、公道で乗るための条件を満たしていないのです。ミニセグウェイでくれぐれも道路に出ないよう、注意してくださいね。最悪の場合は道路交通法違反で処罰を受ける可能性もありますよ。
歩道での走行・利用
ミニセグウェイで歩道の走行もしてはいけません。そもそもほとんどの歩道は公道の一部のため、道路交通法が適用されるのです。車道と同じく、許可なく乗ると罰せられる可能性があります。また歩道は狭いため、歩いている人に怪我をさせる可能性もあります。歩道でミニセグウェイに乗ることはより危険性が高い行為ですので、絶対にしないようにしましょう。
公園での走行・利用
ミニセグウェイの公園での利用は、許可されていることがあります。公園であれば地面が整備されていることもあり、また自動車などが入ってくることも少ないため、安全にミニセグウェイを楽しめますね。まずは乗っていいかどうか、その施設を管理している事務所などに問い合わせてください。また許可されていたとしても、人の多い場所や狭い場所では乗らないようにしましょう。周りの人が見て怖いようなことをしないのがマナーです。
オフロードでの走行・利用
オフロードでの走行も、公園と同じく管理している事務所などへ問い合わせをしてみてください。許可さえ貰えれば乗ることはできます。ただしCHIC-Smartはオフロード走行向けの仕様ではありません。オフロードの走行は転倒の危険性も高く、ミニセグウェイが故障するリスクも高まります。スリルを求めるのも良いですが、長く乗りたいのであればオフロードでの使用は避けたほうが良いでしょう。
chic smart(チックスマート)の乗り方
乗り方を簡単に説明します。
1.まずはCHIC-Smartの電源を入れ、バッテリー残量を確認
2.タイヤが動かない平らな場所にCHIC-Smartを置き、片足ずつゆっくり乗る
3.重心移動で運転。例えば両方の親指を前に倒すように重心を傾ければ前進。片足に体重をかけることで、体重を掛けた側に曲がることができます。
また、降りるときはCHIC-Smartの前に降りず、必ず後ろ側に降りるようにしてください。
chic smart(チックスマート)は初心者でも乗れる?
果たしてCHIC-Smartに乗るのは難しいのでしょうか?特にスケボーに乗ったことない人にとっては、こんなものに乗れるわけがないと思いこんでいる人も多いと思います。
これが驚くほど意外に簡単なのがCHIC-Smartの凄いところ。重心移動によりタイヤにブレーキをかけることができますので、スケボーのように「勝手に動き出したら止まらない」といったことがないのです。
まとめ
流行のアイテム「CHIC-Smart」、これでもう知識はバッチリですね。意外と乗れる場所が少なくて驚いた方もいるかもしれません。新しい乗り物のため、まだまだ法整備が追いついていない状況です。このあたりはメーカーも働きかけをしていますし、ある程度ミニセグウェイが普及・認知されることによって整備されていくと思われます。
お値段的にはなかなかすると言う感覚ですが、ここはある程度妥協するようにしましょう。乗るものですので安全性は軽視できません。模倣品や粗悪品に手を出さないよう、確かなものを買って安全に楽しむようにしてくださいね。またCHIC-Smartは初心者でも乗りやすいものの、乗るにはそれなりにコツも必要。しっかり練習してから外に出るようにしましょう。
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